根管治療
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歯の神経
根管治療は
歯髄に関する病気の診断、予防と治療を指します。当院には、日本全国でまだ約200名(2020年10月時点)しかいない日本歯内療法学会認定の歯内療法専門医が2名在籍しております。
この2名はいずれも一般治療の臨床歴20年に加え、歯内療法分野で多くのエビデンスをつくってきた北欧スウェーデン・イエテボリ大学歯内療法専門科に複数回短期留学して、学会、専門医セミナーを毎年受講し研鑽をつんだ専門医で、歯科医向けの歯内療法の研修会でインストラクターも続けており、偏りのないスタンダードな治療を受けることができます。信頼してお任せください。
根管治療のリスク
外科治療も非外科治療も治療においては歯質を削る作業が伴います。
一般に根管を治療すればするほど歯の物理的強度は低下してしまう傾向があります。
たくさん治療した歯ほど後に咬合力で折れたり割れたりしやすくなる傾向があるのです。ゆえに治療する・しないの判断、どの治療テクニックにするかの判断、治療のタイミングなど、は、よくよく考えて行うべきことといえます。
北欧式歯内療法とは
一言で言うと、歯髄生物学、細菌学に基づき、根管充填後の美しいレントゲン写真を最重要とはせず、問診と疼痛歴、従来法レントゲンによる診断を重視し、治療に関する情報はリスクも含め全て情報提供し、患者さんの自主性を重視した治療アプローチ、ということになります。(工藤の解釈)
一言でいうと、「生物学に立脚し、従来法レントゲンと問診による症状の診断と患者さんの自主性を重視」した治療法です。
根管治療というと、北米が日本では特に注目されていますが、実際には北米も北欧も指導者は循環しているので治療に大差はないと感じています。治療で生じる差で大きいのは、歯科医の個人的技術、取り組み姿勢(哲学)、であるのは他の歯科治療分野と同じでしょう。
歯内医療法専門医と一般歯科医との違い
- 診断と手技の精度の違い(問診、診断、レントゲン読影、非外科、外科治療の技術習熟、根管解剖の知識、診療哲学)
- 機材(マイクロスコープ、MTA、NiTi、各種マイクロ器具、スーパーエンドαβ、他)
- 無菌的治療(ラバーダム他 無菌的環境を維持する努力)
上記3点の違いから、治療結果、治療成功率の差に、つながると考えられます。
対象
- 痛みの診断
- 歯髄をとった方がいいかどうか診断
- 以前に神経の治療をした(している)歯の痛みがとれない
- 根の先に膿の袋がある
- 歯が折れた
- 根の治療が必要になったが自費のクラウンを外したくない
- 根が化膿しているので抜歯といわれた
- 虫歯がひどいので抜歯といわれた
治療分類
- 歯髄炎 歯根未完成
- 歯髄炎 歯根完成
- 壊疽歯髄
- 根尖性歯周炎あり再治療
- 根尖性歯周炎あり再治療プラス偶発症
- 歯周 歯内併発病変
- 外傷 クラック・破折(歯冠/歯根)
症例写真
- 非外科
- 有髄歯
- 外科エンド
- JEA症例
- レントゲン
- マイクロ写真
流れ
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1診査診断
問診、レントゲン、歯髄診査、根管治療の適否、必要度診断、開口量、ラバーダム可否、当該歯の総合的予後診断、根管治療オプション判断、非外科治療、補綴物除去可否、外科再治療
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2治療準備
虫歯治療、隔壁、仮歯装着
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3治療
60分/根管で1回~2回で根管充填まで。
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4予後観察
根管充填後3か月、6か月、1年、2年、3年とレントゲンにて追跡
ご紹介いただける歯科医院様へ
高度な歯内療法が必要な患者さんのご紹介を承っています。
ご紹介いただいた患者さんは、根管治療が完了後、必ずご紹介いただいた歯科医院様へお帰りいただいています。ご紹介いただける先生方のご負担を軽減し、患者さんには満足のいく根管治療を提供できるシステムとなっております。