
JR立川駅前 工藤歯科 > 根管治療・予防歯科
歯が痛んだり、冷たいものでしみたりするというのは、歯の神経の働きによるものです。
歯は硬いエナメル質と象牙質でできていますが、硬い歯の内部の真ん中には空間があいていて、そこに神経や血管が入っています。
虫歯は、歯の表面のエナメル質から始まり、進行すると、次の層の象牙質に達し、さらに放置されると、ほぼ中央にある歯の神経の穴にまで進みます。ここまでくると、治療では、虫歯を削り取るだけではなく、虫歯菌にダメージを受けた神経もとらねばならなくなります。虫歯を放置して、痛くなってから治療すると、神経までとらないといけないことが多くなります。
神経をとって冠をかぶせても、数年や数ヶ月でまた痛みが出たり、腫れたりすることがあります。これは神経を取る処置において、原因となった虫歯菌を完全に消毒できなくて、細菌が残っていると出る症状です。歯の神経はすでになくなっているのですが、神経のあったスペースに生き残っている細菌が原因の病気です。この歯の内部の中心にある神経のあった部分の消毒治療を根管治療(こんかんちりょう)と言います。
歯は、口の中で見えている部分(歯冠)と歯肉の中に埋まっていて見えない根っこ(歯根)からなっています。根管治療は、歯の根の中についてしまった虫歯菌をなるべく消毒して、もとの無菌の状態に近づけることを目的としています。
もともと口の中の唾液(つば)には無数の菌がいますから、根管治療を行う間は、唾液が治療部に入ってこないように遮断しなくてはいけません。そのためにはゴムのマスク(ラバーダムといいます)を治療する歯にかけて周囲と隔離します。次回の治療までの間にも、しっかりと唾液が入り込まないようなセメントのふたが必要です。もしも蓋がゆるくて、中に唾液がしみて入っていけるような隙間があれば、せっかく消毒薬を使っていても流されてなくなってしまうし、唾液の中にいたばい菌も新たに加わり結果的にばい菌の数は増えてしまいます。
当院では、スウェーデンの根管治療専門医師に2年間師事し、専門医師と同等の治療を行えますので、根管治療は安心して受けていただけます
まとめると、根管治療専門医師は、
上記3点から、総じて、予後・治療成績の違いにつながります。

(before) 治療開始時は強い痛みと腫れを訴え、レントゲンでは根の先の黒い部分が、認められました。 |
(After) 症状はまったくなくレントゲンの黒かった所見もきれいに改善しています。(治療開始後1年) |
スウェーデンイエテボリ大学歯内療法学教室 元教授
Gunnar Bergenholtz先生と
虫歯も歯周病も原因は、「口の中にいる細菌と細菌の生成物」です。
しかしながら 虫歯の進行、歯周病の進行にかかわるさまざまな修飾因子がわかっています。修飾因子とは、病気を悪くする因子のことです。
虫歯でいえば、唾液の質と量、歯の溝・小孔、口呼吸、歯ならび、かみ合わせ、食事を主としたライフスタイル、etcなどさまざまなものがあります。たとえば唾液の量が少ない方が、虫歯になりやすくなります。また唾液の性質として、酸を中和する力が弱いと虫歯になりやすくなります。歯並びは歯ブラシのしやすさに影響します。かみ合わせではかんでない歯のほうが汚れやすいため、虫歯になりやすくなります。噛み癖のある人は普段あまり使わない方の歯が悪くなりやすいということです。以上はほんの一部ですが、さまざまな因子により「その人の虫歯のなりやすさ」は左右されるのです。
したがって虫歯の予防には、原因となる、細菌を減らすことすなわち、効果的なブラッシングが原因療法になります。さらには、「修飾因子を減らすこと=悪くする因子を減らすこと」ができればより確実に予防につながります。食生活を含めたライフスタイルの改善が予防につながる所以です。
歯周病の場合も原因となる細菌をためないようにすること、すなわちブラッシングが原因療法になります。
しかし修飾因子には、唾液の量、かみ締め癖、食いしばり、歯軋り、かみ合わせの状態、喫煙の有無、全身的な免疫力etcなどさまざまなものがあります。
ブラッシングのやり方にしても、口の中の状況は各人で異なりますので、その人にとって適切な方法を歯科衛生士や歯科医師に相談して習得されることが必要であると思います。また局所といって口の中だけでなく、全身の健康の上に口の中、歯周組織の健康もなりたっていますので、全身の健康によいようなライフスタイル・食事についても提案させていただきます。